クールな部長は溺甘旦那様!?
ホテルに到着し、煌びやかなエントランスホールを見渡すこともせず、レセプションに勇んでツカツカと歩いて近づいていく。
「すみません、今夜一泊でスウィートルーム、空いていませんか?」
「は、はい……少々お待ちください」
いきなり予約もなしに乗り込むようにやってきて、スウィートルームを所望する私に、怪訝極まりない様子でボーイさんがパソコンでなにやら調べ始める。
「申し訳ありません。今夜は満室でして……」
満室? 本当に? そう疑ってかかりたくなるけれど、そう言うのなら仕方がない。飛び込みでも空いている部屋くらいあるだろうと思っていたのが浅はかだった。それに、ここのホテルは景色が素晴らしいからと友人に勧められて、いつか機会があったらと思っていた。
なにもかもうまくいかない。面白くない。むしゃくしゃする。
「わかりました。お手数おかけしました。ありがとうございます」
私がくるっと背を向けようとした時だった。そのボーイさんが慌てて私を呼び止める。
「すみません、今夜一泊でスウィートルーム、空いていませんか?」
「は、はい……少々お待ちください」
いきなり予約もなしに乗り込むようにやってきて、スウィートルームを所望する私に、怪訝極まりない様子でボーイさんがパソコンでなにやら調べ始める。
「申し訳ありません。今夜は満室でして……」
満室? 本当に? そう疑ってかかりたくなるけれど、そう言うのなら仕方がない。飛び込みでも空いている部屋くらいあるだろうと思っていたのが浅はかだった。それに、ここのホテルは景色が素晴らしいからと友人に勧められて、いつか機会があったらと思っていた。
なにもかもうまくいかない。面白くない。むしゃくしゃする。
「わかりました。お手数おかけしました。ありがとうございます」
私がくるっと背を向けようとした時だった。そのボーイさんが慌てて私を呼び止める。