双姫・嵐王 番外編
ポロッ
類「あ…。」
朱音『え、え、類!?』
何故だか涙が出て来る。
堰を切ったようにどんどん溢れてくる。
類「ごめん、何か止まんない。」
悲しいんじゃない。
自分でも分からなくて困惑する。
朱音『…もー、狼かと思ったら子犬みたいね(笑)』
抱き締められて朱音の匂いが鼻をくすぐり、
素肌の感触に心地良さを感じる。
どうしようもなく
類「愛おしいなぁ………。」
愛しい人に抱き締められたまま
俺は久しぶりの深い眠りについた。
類sideEND