アーモンド~キミとの物語~


「ふふっ♪」

愛未は千咲に気付かれないようにこっそり写真を撮る

「あとで怒られんぞ」

「バイト以外で見るの無いからねー」

「……まったく」

あとで皆にも送るね、とニコニコとご機嫌にいう
ほのかは楽しみと嬉しそうにする

……それからしばらくしてようやく文化祭一日目が終了する
ハプニングやトラブルも無く終えた

あれから楓も大人しく嫌がらせも無く平和に文化祭を過ごす

明日に備えて杏と千咲は軽く片付けをしていた

「萩原さん今日はありがとう」

「んーん、私も楽しかったもん」

「それは良かったわ。……それにしても」

「ん?」

じー、と千咲を見る杏
喫茶店に来たのは同じクラスの愛未や創汰はともかく、まさか秋斗とほのかと知り合いとは思って居なかった
最近良く一緒に居る姿は見かけることは知っていた

「最近秋斗先輩たちと一緒に居るから仲良しだよね?それにあの女の人ってリリアルの人気店員でAngel Princessに良く載ってるSARAさんでしょ!?どーゆう関係!?」

「……へっ!?」

(さすがお姉ちゃん…人気だ)

急に何を言われるのかビックリする
確かに最近良く秋斗たちといる

咲良はショップでも人気店員であり雑誌に載っているため知らない人はいないくらいだ

千咲はどう説明しようか困惑していた


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