アーモンド~キミとの物語~
「ほんとほんと。雨音さん褒めてからまたデザインとかアイデア提供お願いしたいってさ」
「ふふっ、なんか嬉しい。私、お姉ちゃんのお店の洋服好きだしこうしてお手伝い出来て役に立てるならいつでも手伝うよ」
咲良のお店は若い人向けのお店のため自分たち目線よりも千咲たち高校生中心の意見が欲しいと話があり愛未や乙葉や学校の友だちに“ どんなものなら目を引いて欲しがるのか”と聞いて欲しいと言われ協力をしているのだ
絵を描くのが得意な千咲もアイデアを出すだけでなくデザインの下描きも手伝いしている
千咲たちの意見を採用したうえで咲良たちスタッフがそれを形にしている
「それは助かるわ。さ、早く食べて片付けようか」
「うん!」
他愛のない会話をしながら食事を続ける二人
実家にいる時は家族で楽しく食事をしているが二人で暮らすとお互い忙しくてなかなか一緒にいる時間も少なくなっている
雨音はそれを見兼ねてたまには早く帰れと言ったらしい
すると咲良はちらっとカレンダーを見る
「あ、そういえば…ちぃはゴールデンウィークどうするの?」
「愛未にもさっき言われたんだよね…」
「バイトは?」