アーモンド~キミとの物語~
「ほのか先輩のピンチヒッターって…」
「アイツ話してなかったのか…。ゴールデンウィーク中はヒマだろうだから代わりに入ってくれって」
「そ、そうなんですね…」
(ほのか先輩一言も…。っていうか秋斗先輩も用事あったりすんじゃ…)
パンパンと手を叩いて二人の会話を遮ったのは華だ
そしてタイミング良くホールから玲央がやって来ると「おっ」と言い秋斗に話しかける
「志麻くんだよね?成海さんから話は聞いてるよ。ゴールデンウィーク中はよろしくね」
「あ、はい。ほのかから月島さんのことは聞いてます。少しの間ですがよろしくお願いします」
ペコッと頭を下げる
千咲の方にも向き握手を求める
「千咲ちゃんもよろしくね」
「あ、はい!」
玲央と華は秋斗に仕事内容の説明をするため先に千咲をホールへ行かせる
千咲がホール対応している間に二人で秋斗にいろいろ説明を始めた
「……と、言うわけなんだ」
「なるほど。バイト経験全然ないんでいろいろご迷惑を掛けるかも知れませんがよろしくお願いします」
「そんなにかしこまらなくても良いのよ?千咲ちゃんも他のスタッフさんも居るから困ったことがあったら遠慮なく聞いてね」