アーモンド~キミとの物語~
にこーっと満面の笑みを浮かぶほのか
「みんなで海行こっか!」
「海…ですか?」
一瞬千咲は表情を曇らせるがすぐ笑顔になり「行きたい!」と言う
ほのかは一瞬曇らせたその表情に気付いたがホッと安心する
(海…か)
内心昔のことを思い出していた
だけどここで断るわけにもいかないため勢い余って言ってしまったが後悔はしていない
「じゃあ、明後日あたりみんなで集まって計画立てようか」
「そうですね」
休憩が終わり次の楽しみを糧にまた仕事に戻る二人
(……大丈夫だよね)
千咲は少し不安を抱えていたがその不安を打ち消すようにまた仕事に励んでいくのだった
*
ーーーそれから数日後
千咲たち5人は近くのレストランにいた
二人のバイトの休みがあり予定も空くため海に行く計画を立てていた
「やっぱり近くの海水浴場ですかね?」
「あまり遠いとね…。少しゆっくりしたいもんね」
「コテージ借りれないかな?」
「それ良い!」
次々と意見が出る中、千咲はジュースを飲みながらずっと黙っていた
その様子に創汰が耳打ちする
「……ちい?」
「あ…なに?創汰」
「大丈夫か?やっぱり海は…」
「大丈夫だから。今回はみんないるから、ね?」
「お前が言うなら…」
心配そうにする創汰
昔何があったか知っているのは創汰と愛未だけだ
愛未も浮かない顔をする千咲に気付いていた