TOO MUCH PAIN
エイジと2人、自分のアパートにつくと、私は又彼にキスをする。

今度はさっきより、もっと深く優しく。


戸惑う彼のTシャツを脱がせ首筋にキスを落とすと、だんだん私に身を任せるようになっていく。


「ねえ初めて?」


そうきくと、小さくエイジは頷いた。




年を聞いたら、まだ13歳だというので、ああ私の初めてのときと同じだとぼんやりと思った。



だんだんと下の方に舌を這わせていくと、少し舐めてあげただけですぐに達してしまう。

「ああ、ゴメン・・・」

私が勝手にしていることなのに、彼は恥ずかしそうに謝るので、気にしないでって笑うと、はにかみながら私を抱きしめてくれていた。



「ねえ、ちゃんと教えてよ・・・」


拾われてきた子犬のような顔で、そんなふうにおねだりをするから、私も着ていた服を脱ぎ捨てて、はじめから教えてあげることにした・・・


彼の手は、大きくてごつごつしているけれど、とても滑らかで優しかった。
教えたとおりに丁寧に触れてくれるのが、何だかとても気持ちよくて、そういえばこんな風に感じているの初めてだと気付く。


私達はベットの上で向き合ったまま愛撫を続ける…

そして、彼の上にゆっくりと腰を落とす。


「ちょっと待って・・・」

途中で彼が止めるので、どうしたのってきくと「あの、ちゃんと避妊しなきゃだめでしょ」なんてことを言うのでびっくりした。



そんなこと言われたのは、初めてだった。



義兄も他にした事のある男性も、そんなこと気にする人は一人もいなかった。

きっと、やりたいだけで、私のことなんてどうでもいいと思われていたんだろうな・・・

そんな相手とばかりしていたんだもの、気持ちいいなんて思えるわけないよな・・・



「大丈夫だよ、ピル飲んでるし。」

そう教えてあげても不安そうにしているので、半ば強引に続けてしまった。





私もその日が初めてだった



辛さや痛みのないSEXは・・・






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