戦国恋武

「さぁ、出掛けるぞ。」



出掛けるって、何処に行くんだろ?
濃姫さんの後ろを着いて城の門まで行くと…
大勢の人が!!!



「殿お待ちしておりましたぞ!濃姫様はこちらの輿に、殿はあちらに馬を用意しております。」



柴田勝家さんが指を指す方を見ると深黒の立派な馬がいた。毛がツヤツヤで日に当たってキラキラ光っている。



「お主、馬は乗れるのか?」



やっぱりそういうことだよね。あの馬に乗って移動しろってことだよね。私に乗馬経験などなく、フルフルと首を振る。



「仕方ない。今日は一緒に乗るが、向こうに着いたら特訓じゃな。信長が馬にも乗れんとなると尾張の恥じゃからの。」



濃姫さんは黒い馬に近付くと、ヒラリと飛び乗る。そして私に向かい手を差し伸べてきた。恐る恐る手を掴むとグイッと引っ張られ、あっという間に馬の背に乗せられた。何という馬鹿力なんだろう...私の後ろに濃姫さんが居て轡を私に潜らせ自ら馬を操り、立派な馬も濃姫に従い歩き出す。



「殿はまだ少し回復に時間がかかるようじゃ。今日は用心のために妾と一緒に参る。道中の警護しかと頼んだぞ。」



濃姫さんが先頭となり、それに柴田勝家さんや丹羽長秀さん達など列が続く。



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