金曜日の流星群
第二章

雑用

「ナツメー」



この前のことが手伝って『ナツメ』と聞くとやたらと心臓ばかりが反応する。
あの日からもう1週間。
未練の手伝いはない。
されど1週間。やっぱり意識はしちゃうわけで。


「何?」



「放課後暇ー?」



「雑用頼まれた」


「あぁ、数学の先生か。ナツメにやけに絡む」



先生にとにかく授業中話しかけられてる気がする。
そんなナツメ君は今日授業中に寝ていたから、放課後雑用を頼まれたのだが。
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