報復の愛を君に。
今月は確かに無理そうだ。

「残念だな。
じゃ、来月は?」

だからって諦めない。

「来月ですか?

来月でしたら空いてますが…。
ここの水曜日とか…」

「うん!決まりな。

ほら、ちゃんと予定書いておけよ」

「わかりました」

花岡の手帳に俺との予定が書かれていく。

こんなんでニヤつかずにはいられない俺は、そうとう来てるんだろうな。

来月の第二週の水曜日。
携帯にデートと打ち込んだ。
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