なぎさ-代わり者生活-
私がいつも家に帰るのは
夜中の12時すぎくらい
『ただいまー』
「おかえり」
そっけなくそう返事するのは
母親
リビングにパソコンと大量の資料を広げて
いつも忙しそうに仕事している
だから、私たちが話すことなんて、
ほぼない。
目もあわせない。
でもそれは、忙しいからなんかじゃない。
勉強もスポーツもできない私に
興味がないから。
でも興味をもってほしいとも思わない。
家がある
食べるものがある
高校二年の私にとって
それだけで充分だ
母親としての愛だとか、
そんなものはいらない
夜中の12時すぎくらい
『ただいまー』
「おかえり」
そっけなくそう返事するのは
母親
リビングにパソコンと大量の資料を広げて
いつも忙しそうに仕事している
だから、私たちが話すことなんて、
ほぼない。
目もあわせない。
でもそれは、忙しいからなんかじゃない。
勉強もスポーツもできない私に
興味がないから。
でも興味をもってほしいとも思わない。
家がある
食べるものがある
高校二年の私にとって
それだけで充分だ
母親としての愛だとか、
そんなものはいらない