迷宮の君

大雅が逃げ去り、
私は気が抜けてしまい、

だんだんに
意識がもうろうとしてきた。


「咲里!大丈夫か?」


…智也…くん?


私は気を失い
その場に倒れてしまった。



「咲里っ!しっかりしろ!
咲里ーっ!!」


……意識の薄れる中で
私の名前を呼ぶ
智也くんの声が聞こえた…。

気を失った私は
病院に運ばれた。

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