mk学習帳
次の日、昼休みが終わりみんな、グラウンドに向かっていた。


先生は体育の先生でいかにも運動系ですという風に派手なジャージを毎日着ている。すると、

「ねぇ、みて!先生かっこよくない?」

と話している声が後ろから聞こえてきた。

私は無意識に後ろを振り返った。
その話をしていたのはあの朝早く来て先生の元へ走って行ったあの子だった。

繰り上がりと入っても中学は市立に行くと言って抜けていった子や、中学入試をして入ってきた子もいるため、まだ、クラスの子とは喋ってない人もいて、
その子はそのうちの1人だった。

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