ワタシの使命
私には、当時大好きだった犬がいた。種類は詳しくないが大型犬で、私に会うと飛びついてきてくれた。真っ白くてきれいな毛並みから私はミルクと名前をつけた。私の家は犬を飼ってはいけなかったから、その犬がいる家に行くのが大好きだった。その犬が、私のたつまた一人の家族に思えた。月に数回しか会うことができなかったが、幸せだった。その頃、母が同じ病院の人と再婚した。歳が十歳以上上で、少し警戒した。はじめは優しかったが、お酒を飲むと別人になった。母に怒鳴りつけたり、私は叩かれたり、ご飯を捨てられたりした。一度、家の棚や机を全部壊したこともあった。たから、今も私は義理の父をお父さんだなんて思ってはいない。その人の家に引っ越したために小学校は隣町になった。また、一部の人に仲間外れにされた。つらかった。まだ、七歳だというのになんでこんなつらい思いをしなければならないんだ!ずっと、そう思っていた。ミルクと一緒にいる時間が一番安心だった。
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