バッドテイストーヴァンパイアの誤算ー
ギリギリで顔を反らす、彼の鼻がおもいきりぶつかったけど、そんなの気にかけてられない
(やばい、やばい、)
顔を背けて目線を下にしていると、少し鼻を押さえながら私の上に覆い被さるように手と膝をつける
ちなみに肘は顔の真横、膝に至ってはなぜか私の足の間だ
「なぜだ?」
悲しいような怒ったような低い声を絞り出すように呟く
(当然だ、思い切り鼻をぶつけられたんだ怒るよね)
というかこっちが聞きたい、
(おまえ誰だ?)
(なぜここにいる??)
(今の状況はなに!?)
(なんで足の間に膝をいれる!)
(なぜだ!!)
私が応えずにいると、彼が首筋から肩にかけてくすぐるように撫でながら触れる
その度に、目線は合わせてないけど彼が熱っぽい表情をしだしたのが伝わる
その撫でる手から、彼の息使いから、視線から、彼が私に欲情しているのが痛いほど感じられる
軋む身体は焦るばかりで動かない
(ヤバイ、やばいっ!)
私の首もとに近づく彼、鼻を沿わせたかと思うと、ざらざらした舌で最初は先っぽで軽くひと舐めし、次は舌の腹を思い切り這わせる
(ひゃー!!!)
声にならない叫びを心のなかで上げ目を固くつぶってしまう
だけど、彼に舐められたところだけが熱くて熱くてじんじんする
加速する彼の熱に対して私の心は恐怖で冷たくなっていく
(何とかしなきゃ、なんとかしなきゃ)
このままでは、彼にいいようにされてしまう…
ギラギラした欲望まみれの瞳は美しいためより恐怖を掻き立てる
怖くて怖くて身体は固まって動かない、
(ウゴケ、うごけ、動け!)
そして、ついに彼が首筋に噛みつく
ビクッ!
勝手に一度反応し大きく動いたことで、私の意識下に身体の制御が戻る
一度噛みついて顔を上げたところに、思わず叫びながら彼の頬をひっぱたく
「きゅっ吸血鬼かよっ!」
(あぁ、なんて間抜けなツッコミ…)
彼はとても驚いた表情で瞳を揺らす
私に叩かれたことによって横を向いたまま動きが止まっている
(うわぁ、やってしまった…)
こちらを真っ直ぐ見つめながら、はっきりと言い放った
「今さらそれがどうした…?」
(…えっ?)
今度は私があっけにとられる
彼はゆっくり身体を起こし、彼にかかる布団が下にずれる
彼と私の間に空間が空き、お互いの上半身が露になる
私は彼から逃れたくて、彼に習い上半身を起こす
凄まじく、完成された石膏像みたいな筋肉美で彼は身体まで美しい
いくら細身とはいえ、二人の子供を産み30も過ぎて張りがなくなってしまった私の身体が恥ずかしくて、無意識に両腕で胸元とお腹回りを隠す
彼は私の首筋に優しく触れる
「覚えていないのか…?」
「ここも」
次はそのまま手を下に滑らせる
思わず彼の美しい動きを邪魔しないように腕を開こうと緩めてしまうが思いとどまる
彼はそんな私の腕なんてお構いなしに、
でも優しくどけると胸の頂き付近を触る
「ここも」
彼に触れられて初めてそこにポツポツと小さなかさぶたがあることに気付く
「!」
「あんなに俺にすがり付いてきたくせに…」
彼の声のトーンはとても残念そうで、もともとさささやくようだったけど、
どんどん小さくなり消えていきほとんど聞き取れなかった
歯を少し食いしばり、涙こそ流してないが泣きそうに胸の跡を見つめる
ヴァンパイアなんているはずないし、こんな話信じる方がおかしい
でも、彼の表情を見るとなにも覚えていないことを責められているようだ
(やばい、やばい、)
顔を背けて目線を下にしていると、少し鼻を押さえながら私の上に覆い被さるように手と膝をつける
ちなみに肘は顔の真横、膝に至ってはなぜか私の足の間だ
「なぜだ?」
悲しいような怒ったような低い声を絞り出すように呟く
(当然だ、思い切り鼻をぶつけられたんだ怒るよね)
というかこっちが聞きたい、
(おまえ誰だ?)
(なぜここにいる??)
(今の状況はなに!?)
(なんで足の間に膝をいれる!)
(なぜだ!!)
私が応えずにいると、彼が首筋から肩にかけてくすぐるように撫でながら触れる
その度に、目線は合わせてないけど彼が熱っぽい表情をしだしたのが伝わる
その撫でる手から、彼の息使いから、視線から、彼が私に欲情しているのが痛いほど感じられる
軋む身体は焦るばかりで動かない
(ヤバイ、やばいっ!)
私の首もとに近づく彼、鼻を沿わせたかと思うと、ざらざらした舌で最初は先っぽで軽くひと舐めし、次は舌の腹を思い切り這わせる
(ひゃー!!!)
声にならない叫びを心のなかで上げ目を固くつぶってしまう
だけど、彼に舐められたところだけが熱くて熱くてじんじんする
加速する彼の熱に対して私の心は恐怖で冷たくなっていく
(何とかしなきゃ、なんとかしなきゃ)
このままでは、彼にいいようにされてしまう…
ギラギラした欲望まみれの瞳は美しいためより恐怖を掻き立てる
怖くて怖くて身体は固まって動かない、
(ウゴケ、うごけ、動け!)
そして、ついに彼が首筋に噛みつく
ビクッ!
勝手に一度反応し大きく動いたことで、私の意識下に身体の制御が戻る
一度噛みついて顔を上げたところに、思わず叫びながら彼の頬をひっぱたく
「きゅっ吸血鬼かよっ!」
(あぁ、なんて間抜けなツッコミ…)
彼はとても驚いた表情で瞳を揺らす
私に叩かれたことによって横を向いたまま動きが止まっている
(うわぁ、やってしまった…)
こちらを真っ直ぐ見つめながら、はっきりと言い放った
「今さらそれがどうした…?」
(…えっ?)
今度は私があっけにとられる
彼はゆっくり身体を起こし、彼にかかる布団が下にずれる
彼と私の間に空間が空き、お互いの上半身が露になる
私は彼から逃れたくて、彼に習い上半身を起こす
凄まじく、完成された石膏像みたいな筋肉美で彼は身体まで美しい
いくら細身とはいえ、二人の子供を産み30も過ぎて張りがなくなってしまった私の身体が恥ずかしくて、無意識に両腕で胸元とお腹回りを隠す
彼は私の首筋に優しく触れる
「覚えていないのか…?」
「ここも」
次はそのまま手を下に滑らせる
思わず彼の美しい動きを邪魔しないように腕を開こうと緩めてしまうが思いとどまる
彼はそんな私の腕なんてお構いなしに、
でも優しくどけると胸の頂き付近を触る
「ここも」
彼に触れられて初めてそこにポツポツと小さなかさぶたがあることに気付く
「!」
「あんなに俺にすがり付いてきたくせに…」
彼の声のトーンはとても残念そうで、もともとさささやくようだったけど、
どんどん小さくなり消えていきほとんど聞き取れなかった
歯を少し食いしばり、涙こそ流してないが泣きそうに胸の跡を見つめる
ヴァンパイアなんているはずないし、こんな話信じる方がおかしい
でも、彼の表情を見るとなにも覚えていないことを責められているようだ