隣の席の不思議系彼女
小柄な壺山が、上目遣いで俺を見つめている。
くっそ美少女! 可愛いんだよ!
不覚にもときめいたわ!

わざとか?!
わざとなのか?!
じゃないとしたら天然なのか?!

しかも側にいてって……!
側にいてって……!!

告白かっての!

告白なんかされたことない清純な少年を惑わすんじゃねぇぞ!
この、小悪魔変わり者美少女壺山めっ!

「……良いけど……」

くっそ、うっかり良いって言ってしまった……。

これからもって……さっき一緒に音楽室へ行って欲しいって言っただけじゃなくて、一緒に授業も受けたいってことか?

てことはあれか。
この変わり者と次の授業は一緒にいることになってしまったのか……。
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