Perverse

デスクに戻ると皆が『三崎さん、ありがとう』『三崎さんのお茶は美味しい』と言いながら笑顔を向けてきた。



私も笑顔を返すと、



「そうかぁ?」



柴垣くんの声が割って入ってきた。



「三崎が入れようが自分で入れようが味は変わらないでしょ。」



私と楓は驚いて顔を見合わせ、そして柴垣くんの先の言葉を待った。



「これからは各自、自分で入れましょうよ。三崎もいちいち仕事中断すんな、効率わりぃ。だからお前はいつまでも俺の数字を抜けねぇんだよ」



冷ややかな視線を私に向けた柴垣くんの言葉にみんな呆気にとられていたが。



「柴垣くんの言う通りだ。どうやら三崎くんに甘え過ぎてたな」



部長の一言に賛同が広がって。



「そうですね。三崎さんの負担になりたくないし」



という具合に、あっさりと全員が納得してくれた。



そしてあっという間に私が抱えていた雑務の任は解かれた。

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