ねぇ先輩、名前をよんで。
自分からクラスの人に話しかけてみたっていい。
自分から前の友達に連絡したって良かったはず。
それなのに、
私はずっと待っているだけで、
出来ないことを周りのせいにした。
『そっか……』
私は現状を変えようともせず逃げて来たんだ。
『まっ、俺もね。
こんなこと言える人物じゃないんだけどね』
自分に甘えていた。
まだまだやれることはあるはずだ。
『だから一緒に頑張ろう。
それで逃げたいと思ったらまたここにおいで』
『はい……っ』
先輩の柔らかな笑顔に
1歩背中を押されて、私は踏み出した。
勇気を出して自分から話しかけてみよう。
もしダメだったら、
先輩はまた来ていいと言ってくれた。