ねぇ先輩、名前をよんで。
『ダメ』
『ふふっ……』
俺の言葉を聞いた優は
嬉しそうに笑って"じゃあ私たち付き合おうか"って言った。
その日から
俺と優は幼馴染という関係を抜け出して、恋人同士になった。
特に何が変わるわけでも無かったけど。
学校終わりは、必ずどっちかの家によってゲームをしたり、
DVDを見て過ごす。
たまにどっちかの家で
夕飯を一緒に食べることもあった。
それはいつもと変わらない。
少し変わったことと言えば、
休日には優が行きたいと言っていたところに行って
一日中、手を繋いでいたことかな。
いつも前を向いて、
楽しそうに笑う優を見ると、
俺も幸せな気持ちになれた。
優は不思議な人だ。
その笑顔で周りまで変えてしまうから。