御曹司と契約結婚~俺様プレジデントの溺愛に逆らえません~
「信じています……鷹凪さんのこと……誰より愛していますから」

「……なら、いい加減俺だけのものになれ」

力強く背中を支えられ、唇は鷹凪に奪われていた。

情熱的な口づけは口内をかき乱し、もっともっとというように奏の中に入り込んでくる。

呼吸すらままならず、もがく奏をソファに強く圧しつけて、自分のものだと主張するように鷹凪は体を重ねた。

一瞬交わった視線は熱く、祈るように強く求められて――

「……ベッドへ連れていってもいいか」

「……はい」

奏はそっと決意する。今までなんとなく怖くて逃げ続けてきてしまった鷹凪の愛を、今なら受け止められる。

真っ赤になって頷いた奏を抱き上げて、鷹凪はリビングを出た。

向かう先は鷹凪の寝室――かと思いきや、そこを通り過ぎて廊下のさらに奥へと進む。

「た、鷹凪さん?」

「シャワーを浴びてなかったことに気がついて」

戸惑う奏を無視して、鷹凪はバスルームの扉を開ける。ずかずかと奥に突き進み、浴室の中に奏を降ろした。
< 123 / 147 >

この作品をシェア

pagetop