御曹司と契約結婚~俺様プレジデントの溺愛に逆らえません~
「……私は、あなたの妻であることが誇らしいです」

「『結婚したい男ナンバーワン』の嫁だからな」

「『抱かれたい男』では?」

「最近『結婚したい男』にも選ばれたらしいぞ。それから『お父さんにしたい男』も」

「どんどん人気が上がっていきますね」

「そのうち『イクメンナンバーワン』にも選ばれるかもな」

「へっ?」

『イクメン』――つまり、子ども。

目をぱっちりと開いた奏に、鷹凪がニヤリと口もとを跳ね上げる。

「そうだ、この部屋、露天風呂もついているらしいぞ。もちろん一緒に入るよな」

「……い、一緒に!?」

「俺たちは夫婦なんだ。一緒でもおかしくないだろ」

戸惑う奏の反応で楽しむかのように、鷹凪が挑発的な視線を送った。

「……で、でも、私たち、今まで、一度もそんなこと……」

「言ったはずだぞ。家族を作ってくれと」

奏の表情がひくりと強張る。
< 44 / 147 >

この作品をシェア

pagetop