御曹司と契約結婚~俺様プレジデントの溺愛に逆らえません~
「あと三十分は一緒にいられる。なにしよう」
答えを促すかのように、鷹凪が蠱惑的な笑みを浮かべる。自分を捕食しようとする獲物の目を感じ取ってドキドキとしながら視線を逸らした。
「さ、三十分じゃ、たいしたことはできませんね」
「そうか? 三十分もあれば充分だと思うが」
「三十分ですよ?」
「三十分だぞ?」
見つめ合って、お互い吹き出してしまった。
笑い合っていたが、鷹凪が奏の胸に顔を埋めて笑うものだから、その吐息の熱さに余裕がなくなってしまう。
「じゃあ、三十分でできる愛し方をするな」
そう囁いて、優しく奏の唇に口づける。けれど、急くようにしてすぐさまそれは熱っぽい口づけへと変わる。
愛おしむように頬を包み込み、こめかみへ流して、耳の後ろを辿る。瞳を瞑ったまま、手のひらでゆっくりと形をなぞる。
「……三十分で、どこまでいけるかな」
鷹凪の唇が、奏の首筋を優しく濡らす。
「……本気になっちゃ……ダメですよ? ……このあとお仕事、ですから……ね」
「遅刻しそうだ。……先に連絡しておくか?」
「ダメですってば。……鷹凪さんは……総理なん……です……ら」
答えを促すかのように、鷹凪が蠱惑的な笑みを浮かべる。自分を捕食しようとする獲物の目を感じ取ってドキドキとしながら視線を逸らした。
「さ、三十分じゃ、たいしたことはできませんね」
「そうか? 三十分もあれば充分だと思うが」
「三十分ですよ?」
「三十分だぞ?」
見つめ合って、お互い吹き出してしまった。
笑い合っていたが、鷹凪が奏の胸に顔を埋めて笑うものだから、その吐息の熱さに余裕がなくなってしまう。
「じゃあ、三十分でできる愛し方をするな」
そう囁いて、優しく奏の唇に口づける。けれど、急くようにしてすぐさまそれは熱っぽい口づけへと変わる。
愛おしむように頬を包み込み、こめかみへ流して、耳の後ろを辿る。瞳を瞑ったまま、手のひらでゆっくりと形をなぞる。
「……三十分で、どこまでいけるかな」
鷹凪の唇が、奏の首筋を優しく濡らす。
「……本気になっちゃ……ダメですよ? ……このあとお仕事、ですから……ね」
「遅刻しそうだ。……先に連絡しておくか?」
「ダメですってば。……鷹凪さんは……総理なん……です……ら」