恋よ、来い。 ~傷心デレラの忘れもの~
「はいっ」
「あ・・・っ、あの・・・?」
あれ?女の人の、声・・・。
「建築家の岸川さん」は男性だって、お母さん言ってたのに・・・あぁそうか。
この人はきっと、受付のような担当の人だ。
いきなり、じゃなくて良かった―――。
拍子抜けした私の内(なか)から、たちまち緊張が解けていく。
「私は卯佐美と申します。事務のお仕事の面接に来ました」
「あぁはいはい。所長から聞いてますよ。ちょっと待ってくださいね。今ドアを開けますからー」
「所長」という言葉に、また私の心がドキッと反応した。
だけど、もうここまで来てしまったんだ。
母の面目を潰さないようにしながら、サッサと面接を終わらせよう。
・・・あぁどうか、岸川さんが、あの岸川さんではありませんように・・・!
私が心の中で必死に祈っていたとき、ガラスのドアが開いた。
「あ・・・っ、あの・・・?」
あれ?女の人の、声・・・。
「建築家の岸川さん」は男性だって、お母さん言ってたのに・・・あぁそうか。
この人はきっと、受付のような担当の人だ。
いきなり、じゃなくて良かった―――。
拍子抜けした私の内(なか)から、たちまち緊張が解けていく。
「私は卯佐美と申します。事務のお仕事の面接に来ました」
「あぁはいはい。所長から聞いてますよ。ちょっと待ってくださいね。今ドアを開けますからー」
「所長」という言葉に、また私の心がドキッと反応した。
だけど、もうここまで来てしまったんだ。
母の面目を潰さないようにしながら、サッサと面接を終わらせよう。
・・・あぁどうか、岸川さんが、あの岸川さんではありませんように・・・!
私が心の中で必死に祈っていたとき、ガラスのドアが開いた。