恋よ、来い。 ~傷心デレラの忘れもの~
「あの人とは絶対に別れます。やり直しがきくような状態は、とっくの昔に過ぎてしまってるから」
「そうか・・・。まぁ俺としては、湖都ちゃんに仕事手伝ってもらえるなら、ホント助かるんだけどなぁ」
「・・・え?」

顔を上げた私の方へ、岸川さんが少し近づいた。
まるで自分の秘密を共有するように。

「知りたい」という好奇心と、胸のドキドキがいっぺんにやって来て・・・私の体温が、今度は確実に上がったのを感じた。

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