恋よ、来い。 ~傷心デレラの忘れもの~
・・・帰ろう。
今日は本当に衝撃的なことがありすぎて、もう・・・心身ともに疲れきった。
そんな私がなんで・・・生きてるんだろう。

やるせなさが込み上げてきた私は、思わず右手で自分の顔を覆った。
そして、バッグからスマホを出すと、あの人のところへ連絡(コール)していた。

「・・・岸川さん」
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