恋よ、来い。 ~傷心デレラの忘れもの~
・・・熱い。岸川さんの体が。息が。この場の空気が。
私自身も、熱くなってる・・・。

密着している分、私たち二人の鼓動、どちらも感じることができる。
これが・・生きてるって証。

「・・・岸川さん」
「なんだよ」
「私と、一緒にいてください」
「おまえはそれを今更言うか!?俺はすでにそのつもりだけど?」
「えっと、今夜だけじゃなくて!だから、そのっ・・・」
「ずっとだろ」

耳元で聞こえた彼の囁き声が、心地いい・・・。
私は、岸川さんの腕に手を乗せて、コクンと頷いた。

「し、死ぬまで・・」
「一緒に生きような」
「ぅん」

嬉しくて、私の心がじぃんと震えている。
そして嬉しさのあまり、私の目からは涙がこぼれ落ちてきた。
< 472 / 483 >

この作品をシェア

pagetop