恋よ、来い。 ~傷心デレラの忘れもの~
「昔すぎでしょ」
「かもな。あ、で、えーっとなんだっけ・・あ、そうだ。俺の名前だったよな。ミズキって、俺の名前。名字じゃなくて」
「あ・・そうですか。漢字は?」
「この説明が難しいんだが・・。瑞々しいって言うだろ?」
「あぁはい。王偏の」
「そーそー。その“瑞”に、樹木の“樹”で、“ミズキ”っていうんだ」
「へぇ」
「君の“水木”とは違ってどっちも画数多いから、正直書くのがめんどくせーよ」
「確かにそうですね」と言いながら、私はまた、クスクス笑ってしまった。
「かもな。あ、で、えーっとなんだっけ・・あ、そうだ。俺の名前だったよな。ミズキって、俺の名前。名字じゃなくて」
「あ・・そうですか。漢字は?」
「この説明が難しいんだが・・。瑞々しいって言うだろ?」
「あぁはい。王偏の」
「そーそー。その“瑞”に、樹木の“樹”で、“ミズキ”っていうんだ」
「へぇ」
「君の“水木”とは違ってどっちも画数多いから、正直書くのがめんどくせーよ」
「確かにそうですね」と言いながら、私はまた、クスクス笑ってしまった。