溺愛ラブ・マリッジ~冷徹上司が豹変しました~
すぐにごくりと飲み下す音がする。

「確かに二月と三月は同じ日が同じ曜日だからといって、ミスしていいわけじゃない」

「……はい」

ずっ、君嶋課長がコーヒーを啜る音が妙に大きく響いた。

「けれど久保は反省したんだろう?」

まっすぐにレンズの向こうから君嶋課長が見つめている。

……嘘はつけない。

私は小さく深呼吸して口を開いた。

「わかりません。
でも、同じミスはしないようにもっと何度も慎重に、チェックしたいと思います」

「それを反省というんだ。
部下が反省したんだったら、ミスをカバーするのが上司の仕事だ。
ただ怒鳴って責任を押しつけるのは誰だってできる」

痛烈な批判だった。
けれど、それが君嶋課長の仕事に対する姿勢なのだろう。
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