溺愛ラブ・マリッジ~冷徹上司が豹変しました~
時刻はすでに午前四時を過ぎている。

私だって何度もあくびをかみ殺したのだ。
ずっと運転してる君嶋課長が疲れないわけがない。

もっとも、私はこのところまともに寝てないから、眠いというのもあるが。
しかもそれが今回のミスに結びついたとなると、最悪だ。

「……ん、戻ったのか」

閉まったドアに気づいたのか、君嶋課長が目を開ける。
凝り固まっているであろう肩を動かすとキーを回そうとするから止めた。

「サンドイッチとコーヒーです。
食べるくらい時間ありますよね」

「ああ、気が利くな」

受け取ると君嶋課長はバリバリとパッケージを剥いでサンドイッチを食べ始めた。
私ももそもそとパンを囓りコーヒーを啜る。

「その。
今日は申し訳ありませんでした」

ぼそっと呟くと、君嶋課長の咀嚼音が止まった。
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