溺愛ラブ・マリッジ~冷徹上司が豹変しました~
「まあ、和奏ちゃんはやっぱり、君嶋が好きな系統の顔だもんな。
わかると言えばわかる」

無意識だろうが三木谷さんが煙草を咥える。
が、とたんにぎろっと眼光鋭く君嶋課長に眼鏡の奥から睨まれて、ぶるりと身体を震わせて諦めた。

「用は済んだ。
帰る」

「たまには店の方にも来いよ。
昨日の埋め合わせもしてもらわないといけないからな」

「ああ」

バイバーイと手を振る玲子さんに見送られて事務所を出る。
そのまま駐車場に戻って車に乗った。
君嶋課長と玲子さんの関係が気になる。
そりゃ、もうすぐ妻になるんだから、気にしたっていいよね。

「玲子さんは三木谷のところのホステスだ」

「ふぎゃっ!?」

私の心の中を読んだかのような君嶋課長の発言に、思わず変な声が出た。
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