輝く星をキミにあげる
1日の授業を終えて、いつも通り帰る。
昴とは家が隣同士だけど
一緒に帰ったりはしない,
渚は彼氏と帰っちゃうから常に1人で帰ってる。
「ただいまー」
私はいつものトーンでドアを開ける。
リビングに向かうと、お父さんとお母さんが
私に何か言いたげにソファーに並んで座ってる
「歩花」
お父さんの声の低さに、ドキッとするのとともに
2人の間の空気からなんだか嫌な予感がした。
「俺の仕事で…1年間アメリカに行かなきゃなんなくなっちまったんだ」
やっと口を開いたと思えば
衝撃的なことを言うお父さん
私はその言葉を理解するのには時間がかかった
「…え、、どういうこと?」
私が問うと、お父さんが私の方に来て抱きついた
「…こんなに可愛い娘1人で置いといてやれないと思ってな…。青木君とその間だけ一緒にいてもらうことにしたぞ」
お父さんは当たり前のようにそんなワードを口に出す。
青木君と…一緒にって…
私はお父さんを剥がす。
「待って!!なら私もアメリカに行く!」
珍しく大きな声を出した私に、お父さんとお母さんは目を丸くする
「そう。それも一回考えたんだけど、出発…明日なんだ」
「…え」
「…それに、あと一年で歩花卒業でしょ?
高校生なんて今しかないんだから、慣れない環境より、ここで楽しんだ方がいいわよ。」
お父さんに続いて、お母さんが優しい口調で言う
確かにその通りかもしれないけど
昴と一緒に住むって言うのは違うと思う…。
でも2人なりに考えてくれた結果なんだよね
「…わかった。じゃ、明日昴の家行くね」
私はそう一言言い、自分の部屋に向かうと
「ちょっと待って!青木君が来てくれるくれるのよ。ここ空き家にできないから」
私はお母さんの言葉に静止した
私の家ってことは、本当に2人っきりって事?
昴の家だったら、おばあちゃんと弟君いたのに…
だんだん頭が混乱して来て
わかった。それだけ言い部屋に行った