~白の初恋~ 少し番外編追加しました。

「・・・なぁ華。俺と一緒に花火見ない?」
「・・・え?」
「いい?澪ちゃん。」
「ふふっ。竜也、私に聞かなくてもいいよ。
華、いっておいでよ。」
「え、でも・・・。」
「華、コイツには俺が付いてる。
ちゃんとどっか行かねーように見張っとくから心配すんな。」

微笑む澪と、龍を見て安心した華は

「うん。行く!」

そう言って笑った華は凄く可愛かった。

「アイツら上手くいくといいな。」
「大丈夫でしょ。竜也になら私、安心して華を任せられるよ。ただ、華を泣かせたりしたら、骨の1本や2本は
飛ぶことになると思うけどね。」
「ははっ。こえー女!
俺たちも花火、見よーぜ。」
「そうだね。」
「あっちの方まで歩くか。」

龍と並んで歩く。

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