~白の初恋~ 少し番外編追加しました。
「眠かったら寝てていいぞ。
着いたら起こしてやる。ヨダレは垂らすなよ。
さらにブスになるから。」
「大丈夫・・・。ねぇ、優しいのか意地悪なのかどっちかにしてくれない?」
「俺はこんなんなんだよ。
俺が優しい言葉とか言ってるの想像できるか?」
「・・・あ、ごめん。無理。想像するだけで吐けそう。」
「シバく。」
「ごめんね、私自分の気持ちに素直なの。
でもさぁ、もし彼女とか出来たらさすがに嫌われると思うよ?」
「いいんだよ。無理してまで女と付き合いたいと思わねぇ。」
「まぁ、アンタはそういうタイプだよね。」
「お前もそうだろ?
・・・お前の前だと素でいられるのにな。」
サングラスを掛けている横顔はどんな顔をしているのか分からないけれど。
(ドキドキした・・・)
その後は、昨日張り込みで一緒だった竜也が華の可愛さを永遠に力説していて凄くウザかった話や、お互いの刑事課に来るまでの武勇伝について自慢し合っていたら、すぐにモールに着いた。