死神さんたちとわたし。



「慶!!さっきは……」

「…学校までついてこないでってば!何で勝手についてきて勝手に怒ってんの!!」



in屋上。




シュンとまるで耳と尻尾が垂れた犬のような表情をするので、ふぅと一呼吸置いた。




「慣れてるから、大丈夫だよ。こういうのは。ノリとか愛想とか良くないから、反感買うのかも」


原因はわかってる。
放課後誘われるカラオケや、ノート写させてというお願いを断ったり冗談言われても気づかず受け止めてしまったことがあったからだ。


それで、あの子何様?と女子らに嫌われた。
わたしがもっと人との付き合いに参加したり冗談言って人を笑わせたりすることができたらこんな風にはなっていないはずだ。

全部わたしが悪いんだ。





「さっきのは、俺が耐えられなかった。俺が勝手に怒っただけだから。気にしないで。ごめんね」



綺麗な形をした髪と同じ色の眉の尻が下がる。

なんか、ここまで顔が綺麗に整ってると腹立たしさまで覚えるな。



「授業終わるまで、学校内散歩してていい?初めてなんだ俺、学校とか見るの」

「人様に迷惑をかけなければいいよ。」



わーいとはしゃぐと屋上からバタバタと居なくなった。
さっきまでの憂いた顔は何だったんだ。




屋上にある隅のベンチに腰を下ろして遠くを見る。
風が冷たいな。早く教室戻ろう。授業が始まっちゃう。



「怒ったり悲しんだり笑ったり…ほんと、なんなの…」


しかもこの短時間で。忙しい人だなぁ。
あ、人じゃないか。


クスクスと思わず笑ってしまう。

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