サクラサク~恋の蕾、花が咲く時。~
第12章 ボーイズトーク


俺とゆりなは
付き合って3ヶ月。


俺たちは
手を繋ぐまでで
そこからは
まだ発展していない。


あまりに
好きすぎて
照れてなかなか…。


ある日優真の家に
いつものように
遊びに行ったときのこと。


なんか気づいたら
男同士で
お互いの恋のことを
話してたんだけど…



「なぁ、久也。
最近ゆりなちゃんとは
どうなの?」



「どうって…」



「ラブラブなわけ?」



「まぁ。
てか、優真んとこも
ラブラブなんだろ?」



「俺と七海は
多分久也たち以上に
愛しあいまくってっから」


「愛しあいまくってる
って…えっ、まさか?」



「やってねぇぞ。

ただ、フツーのキスと
ディープはしたな。


まぁ危うく
襲いそうになったけど。
万が一のときに
まだ、責任取れるわけじゃ
ないからな。
俺はそんな男じゃねぇし。」



「まじか。
まぁ、お前が誠実なのは
知ってるけど。」



「ちなみ久也たちは
どうなんだよ?」



「俺たちは
まだ手繋ぐとこまで…」



「3ヶ月も経って
そこまでかよっ!?」



「しょうがねぇだろ」



「ハグし合ったりも
してないのかよ?」



「いざ行動しようと思うと
緊張すんだよ」




「はぁ…お前って男は
意気地がねぇな。

もっと男らしくなれよ。
ゆりなちゃんが
かわいそうだろ」




「なかなか一歩が
踏み出せないんだよ」



「じゃあさ、
今度の夏祭りで
ゆりなちゃんと
抱き合ってキスしちゃえよ。
ムードがいい感じになれば
出来るはずだ」



「夏祭りかぁ…
それいいかもしれないな」


「よしっ決まりだな。
がんばれよ、久也。」



「おう。
優真、サンキューな」



「お互い彼女を
大事にしてこうや」


そして
俺はゆりなを
夏祭りデートに
誘うことにした。

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