実話『それでも、アタシは生きる』~消えた記憶~


本当はアタシ


とめてもらいたかった。




「りり、お前何やってんだよ!」


「いい加減、自分傷つけるのはやめろ!」




ユウキに


止めてもらいたかったんだ。




クラブに行けば、


ユウキに会える気がしたの。





ユウキはクラブが




大好きだったから。







でも、いくらアタシが



堕ちていっても




誰もアタシを


叱って




とめてくれる人は


いなかった。
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