【BL】貴方を好きになっていいですか?
「……あ、彰…さん」
普段とは似つかず、弱々しい声が静かな部屋に響く。
「……直貴、お前…」
僕は察した。
「……彰…さん…」
直貴がどうしても僕に言えない秘密。
それは――
「…熱、あるんだろ。で、俺が心配しないように僕には何も言わないようにしてるんだろ?」
「……………え」
直貴のこの反応を見る限り、僕の推理は間違っていたのか…?
僕が唖然としている直貴の方を見て、正解を尋ねるが、やはり直貴は正解を言おうとはしなかった。
「……直貴、何で答えないんだ。別に正直に答えても、僕は何も驚かないし、失礼な態度をとることもない」
僕は真剣に、直貴の目を見て言った。
直貴は少し間を置いた後、ゆっくりと口を開いた。