向日葵◇ひまわり
ひまわりは男と向かい合っていて、ナイフを手にした男の腕が、ひまわりの胸元に伸びていて、

ひまわりの腕は
しっかりとその男の腕を掴んでいたが、
洸の声に我に返った様に
ハッとし
その場に崩れ落ちた。


咄嗟にひまわりを抱え
走ってきた息苦しさなのか、喉に物が詰まった様な感覚に襲われながら
留衣華達に
何があったのか説明させた。


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