クールなサイボーグ部長の素顔
まとまり、落ち着き大団円?~終わりよければすべてよし!幸せは近くに~
週明け、月曜の出勤。

そこから、朝も少し揉めた。

電車で行くと言う私と、どうせ同じところに行くんだし電車なんてとんでもない!車で一緒に通勤しろと言う和臣さんの攻防戦だ。

結果は、皆様のご想像の通りかと…

「これからは毎日一緒だからな?職場でも親との顔合わせが済んだら報告するからな?」

そう言う和臣さんは、とても機嫌よくニコニコと車を運転しているり

車で行く事になる決定的な一言はこれだった。

「電車で何かあった時対処できるのか?お腹の子を優先に考えたら同じ職場に車で行く俺が居るのに、電車で行く必要は無いだろう?」

その言葉は正にその通りであり、私もお腹の子のことを考えたら満員電車に乗らないで行けるのは助かる。
そうして、本日より和臣さんの車で一緒に通勤する事になったのだった。

会社に着けば、一緒に営業部に入って来た私と和臣さんの姿に驚く面々。
しかし、山野辺さん一人はニコニコと笑って見守っている。

その山野辺さんに、向かって和臣さんが進んでいく。
私も自分のデスクに行くため必然一緒に移動する。

「山野辺さん」
「はい、部長。なんですか?」

そう話してる互いの顔がニコニコしてる。
その和臣さんの、顔を見て営業部に驚きの声が上がるけれどそれも無視して二人は話し始めた。

「伊月と話は付きましたので、山野辺さんにお願いがありまして」
「あら、なんでしょう?」
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