レヴィオルストーリー2
「そのことは最初にお詫びしておきますわ。でもシェリーはきちんと仕事はしているでしょう?」
「…はい。」
騎士軍隊第三部隊隊長、シェリー。
女性だがかなり腕が立つのをアレンは覚えている。
「それで、まぁ大体わかるでしょうけど。ダルヌク国にも、そういう者がいまして。」
教皇は紅茶を飲んで優雅に微笑んだ。
アレンは真顔で話を聞く。
「…知っていますわよね?ダルヌク国が、レヴィオル国を狙っていること。あんなこともあったみたいですし。」
教皇の言葉にアレンは顔をしかめた。
“あんなこと”。
ブエノルの騒ぎのことだろう。
「…知っています」
手をつけていない紅茶を見ながら、アレンは答える。
マケドニスの表情が硬くなった。
「毒なんて入ってませんよ」
教皇の側近が紅茶を飲まない二人に笑いながら言う。