10代の病んだ魂たちへ ~イジメ復讐~

そんな彼女と僕は、同じ美術部に所属していた。

僕は昔から、僕の世界を絵として描くことが好きだった。

内にある僕の混沌とした感情が、画板の上だけは僕の意思の赴くままに自由に解放できたからだ。

そして、彼女もまた、絵を描くことが好きだった。

「………」

いつも静かに、画板の上で自分の世界に浸っている。
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