弟子にしてくれないと泣くかしら!
だからといって、契約しなければ目的が果たせない。



どうしたらいいかしら……。



ソファに座って考えこんでいるとルイがコーヒーを片手に向かい側のソファに座る。



「契約のことなんだか」



きた……。もし魔法院、つまり王都にいくと言ったらどうしようかしら。いいわけ…考えていないかしら…。




焦りで冷や汗が背中を流れた。



ごくりと息を飲む。



「俺の師へ頼もうと思う」


「え?」


予想外の答えにきょとんとなる。


俺の師?え、魔法院ではない、かしら?



そんな考えが顔に出ていたのか、ルイは続けた。




「王都までこの街からだと距離があるからな。手続きも面倒だ。それに弟子をとるということを師へ一応伝えなければならない。幸いにも師は契約魔法を使えるしな」



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