キミと一緒なら
着替え終わって、裕哉の部屋を出て、リビングに行くと、オムライスが出来上がってた。
「もう出来たから座って?」
見ただけでわかる。
ケチャップライスの上に乗っかるタマゴがふわふわでトロトロなこと。
料理人になりたいとか??
K大学に行かなくてもいいよね、
それだったら。
本当に上手いんだね、料理が・・・
「いただきます」
スプーンですくって、1口、口の方へ運んだ。
すごく美味しくて、つい笑みがこぼれた。
「子供みたい」
「はあ??」
まぁ自覚してないわけじゃないけど・・・
確かにチビだし・・・
裕哉よりも年下だし、子供に見えるのかもしれないけど
ストレートに言われれると傷つく。