キミと一緒なら
雨が酷くなってきて、車に打ち付ける音も段々と大きくなる。
雷もなりそうな雰囲気・・・。
ワイパーも追いつかない。
しばらく前に進んでいると、前は雨で全然見えないけど・・・
人が家の屋根でしゃがんで座っているのが見える。
それも、どこかで見たことがあるようなシルエット・・・。
それも、かなり若そうで、高校生くらいの子かな?
暗いし、雨だからよくわからないけど・・・
高校生がこんな所でこんな夜に1人で屋根の下でうずくまるなんて。
ワイパーで水滴を拭き取ってクリアに前が見える一瞬の隙に目を凝らしてみた。
見た事のある女の人・・・いや、女の子だった。
近くで車を止めて、彼女のそばに寄った。
「・・・ひ、裕哉・・・?」
懐かしいこの暖かな声が俺はすごく好き。
鈴のように透き通った綺麗な声で俺の名前を呼ばれると、すごく嬉しい。
ドキッとする。