This Is Love Story
俺が思い出に浸っている間に、二人は一気にバイクを加速させて倉庫へ突っ込んでいく。
2つのバイクが猛スピードで突っ込んだ衝撃で、倉庫の入口のシャッターは勢いよく吹き飛ぶ。
「おー!一発で吹っ飛んだ!!
やったな!佑!」
「賢、うるさい。」
覇王の現ツートップによって開かれた扉に、
俺達も続いて乗り込んだ。
「…うちの大事な妹に手出すのがどういう事か、思い知らせてやるよ。」
普段の温厚な喋り方からは想像できない唐沢昴の声を合図に、戦闘が始まった。
俺たちは、向かい来る目の前の敵を必死で殴った。
結衣…
結衣!
どこにいるんだ…。