私だけの天使
中の様子を覗うと、すぐに彼の姿が目に飛び込んできた。

窓辺で男友だちと談笑をしていた。

その笑顔がやっぱり素敵で、私のハートはどっくんと跳ねた。

やっぱりこれは恋だわっ、と勢いづいた。

「橘先輩!」

3年生のクラスへ尻込みもせず、ずかずかと入っていけるのは私のいいところ、と自分で自分を褒めながら先輩の許へ一直線。
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