~白の恋人~

澪が、なにが?と言う前に龍が澪の上に回っていた。

「・・・龍」

澪の言葉を遮るように口付ける。深く、何度も。

「んっ。んん・・・」

龍の舌が入ってきて、手は服の下から入ってきて澪の胸をなぞっている。

唇が離れ、龍の手が澪の服をめくり、
意地悪な、でも少し優しい笑顔で、

「はい。バンザイは?」

なんていうから、澪はドキッとして言われる通りにするしかなかった。

・・・でも、優しく名前を呼んでくれて、いつもは偉そうなのに優しく抱いてくれる。
少し久しぶりにするそれは、とても気持ち良かった。

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