~白の恋人~
(龍、ちゃんと食べてるかな・・・。食べてなさそう。)
そう思い、身体に優しそうな和食メニューを作り、お弁当箱に詰めて、おにぎりも作る。ポットジャーに味噌汁も入れた。
用意をして、龍の為に作ったご飯も持ち、早めに家を出た。
捜査室に入ると、龍がソファーで寝ていた。
荷物を置き、ソファーに近づく。
(・・・疲れてるよね。)
そっと龍の髪の毛に触れる。もう苛立ちなんて全くなくて、久しぶりに近くにいる龍に、涙が出そうになる。
(・・・私、龍のこと本当に好きなんだな。)