~白の恋人~

「龍。風邪ひいちゃうよ。ベッド行こ。」
「・・・・・・ん。風呂出たのか?」
「うん。ふふっ。待っててくれたの?」
「おう。ベッド行くか。」

久しぶりに2人でベッドに入り、龍が澪を腕枕する。

「・・・龍。ギュッてして。」
「ふっ。ガキ。」

そう言いながらも優しく抱き締めてくれる。
龍の腕の中はあったかい。

「・・・龍、疲れてるよね?」
「ん?大丈夫。」


「・・・・・・あのね。・・・・・・しよ?」


「・・・ははっ。


・・・・・・澪」


龍がそっと口付ける。
いつも優しく丁寧に抱いてくれるけど、今日は特に優しい感じがして、沢山キスをしてくれた。

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