~白の恋人~
龍と別れ、新しい部屋に持ってきた自分の荷物を運ぶ。
お昼前になり、龍と引っ越し業者の人達が来て、2人の荷物が搬入される。
その時、チラッと見えた向かいの部屋。
そちらも今日、引っ越しらしく、引っ越し業者が出入りしていた。
お昼過ぎに搬入も終わり、後は自分達で片付けていくのみだ。
「腹減ったな。先に食べに行くか?」
「うん。お腹空いた。」
すると、龍の携帯が鳴る。
「おう。
こっちは終わった。これから飯食いにいく。そっちは?
そうか。じゃあ一緒に行くか。」
「?」
「行くか。」
「今の誰と話してたの?」
「ふっ。すぐに分かる。」